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最新の採用手法、タレントプールとの親和性が高いマーケティング自動化(オートメーション)とは?

今人事採用の分野で注目を浴びているタレントプールという採用手法をご存知でしょうか。この採用手法と最近デジタルマーケティングでも注目されているマーケティングオートメーション(MA)はとても親和性が高いものなのです。今回はそのタレントプールににおいて活用されているツールをご紹介します。

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目次

タレントプールとは

タレントプールとは採用候補者(タレント)を自社のリストなどで管理(プール)し、継続的なコミュニケーションを図ることによってタイミングにとらわれない採用活動を行える新しい採用手法のことです。ITの技術が進みこのような管理が行えるようになりました。企業側にとっては採用したいと思っても採用人数の関係や現在募集していない職種の人材であることから採用できなかったという人材を、急に人手が欲しくなったりした場合にアプローチすることによってその人材を確保できるといったメリットがあります。

採用される側にももちろんメリットがあり、入社したいが今現在は募集されていないため、採用活動にエントリー出来ないといった事態が起こっても採用において企業とコミュニケーションが図れるようになるので転職活動の出だしが速くなります。今はまだ転職したくないけど、いずれは…といった人にも利益がある方法です。

上記に記載したような状態になったことがある人も少なくないと思います。こういった採用手法が進めばさらに転職活動が企業側にとっても人材側にとってもスムーズになることでしょう。ではこのような採用手法を推し進められるツールとはどのようなものなのでしょうか。

この採用方法の肝になってくるのはまずは人材、タレントのデータを管理すること、そしてそのタレントとコミュニケーションを図り自社への関心を増大させることの二つです。そしてこれはマーケティングオートメーションの機能ととても似通ったものがあります。ここでのタレントのプールというのはMAではリードの管理やスコアリングということであり、タレントとのコミュニケーションはMAでのリードナーチャリングと同義です。日本ではまだまだ認知度は低いですが海外ではすでにMAを応用したタレントプールのツールが存在しています。では早速下記からそのツールを見ていきたいと思います。

①LinkedIn Talent Solution

これはビジネス向けSNSのLinkedInが提供している人材採用向けのサービスです。LinkedInはビジネスでの活用に特化したSNSで、人脈を広げるのにとても有効なツールです。屋内では200万人程度ですが海外では5億人がこのサービスを利用しています。

このツールの最大のポイントはLinkedInのアカウント自体がそのまま採用候補のデータになる点です。そのため新たなデータベースを作成して統一、といった手間はなくアカウント自体が整頓されたデータとなっており、整理もしやすいです。このツールの特徴は上記にあるタレントプール向け機能をLinkedInの場で発揮できるという点です。

例えば自社の社内環境や働く人などか書いたコンテンツ。転職希望者の気持ちを動かすのにとても重要なモノですが見てもらうにはリードを育成して興味のありそうなコンテンツをメールにて配信するほかにはホームページを見てもらうといったあたりでしょうか。しかしこれを達成するには別途SEOの対策を講じる必要があったりと、別途の手間がかかる場合があります。しかしこのサービスではLinkedInのページをこういった記事を配信するのに使うことができます。これにより自社のページにわざわざ訪れてもらわなくても自社の情報を発信できるようになります。まさしくLinkedInのサービスならではの強みということができるでしょう。

更にそういった社内文化などのコンテンツを社内の従業員が簡単に作ることができるようになっていたり、さらには求職者にとっては数多くある待遇の点などを求職者ごとにパーソナライズ化されたページで表示できるようになっています。更にATS(採用管理システム)と統合することにより、適切な人材を見つけてからの採用活動の自動化を図ったりすることもできます。

またLinkedIn内で求人を発信することもできます。そこから社内の求人ページへリンクが繋がれています。確かにこちらの方が多くの会社にとっては自社の採用ページに来てもらう確率は高そうです。

メインの機能となるのはリクルーターという機能でLinkedIn利用者の中から自社の求める人物を細かく検索することができます。そこからLinkedInのメッセージング機能であるInmailでコミュニケーションをとることができます。この機能により関係を構築していくのです。

海外では日本では考えられないほどこのLinkedInが普及しており、多くのビジネスパーソンがこのサービスを利用しています。LinkedInは登録の際、現在在籍の企業、その役職、場所、最終学歴、資格、スキルなどほとんど履歴書と差し支えない情報を登録する必要があります。そのためこのアカウント一つあれば採用に関して十分な情報が揃うことになります。企業側が採用活動の中で、採れなかったが惜しい人材であったと思う人物がいたとしてもSNSのアカウントなので簡単に検索し、再度アプローチをかけることができます。個人の側からもそういった採用活動でのプロフィール登録がアカウントの共通ログインで済むため障壁が少ないというメリットがあります。

日本ではLinkedInがあまり浸透していないため馴染みがないように感じられますが海外では盛んに活用されているSNSです。採用活動のおいては日本でも今後要注目のSNSとなってくるでしょう。

②hellotalent

二つ目はhellotalentというツールです。こちらはTalentsoftという会社を親会社に持つタレントプールのツールです。この親会社がもともとヨーロッパにあるクラウドベースの人材管理サービスをしており、そこから派生したものだと思われます。提供するツールは極めてベーシックなものになっています。

まずリスト管理ですが、こちらはシンプルにメールで送られてい来る情報から人材のパーソナルデータを登録していきます。そしてそこから作られた情報へタグ付けを行っていき更に分類していきます。登録されたプロフィールからスコア付けができます。更にこれらプロフィールの登録を行えるスマホアプリも開発されており、パソコンの前だけでなくどこからでも登録が可能になっています。先ほどのLinkedInの事例ではこの辺りがすべてSNSアカウントのプロフィールだけで済んでいました。そう考えると手間とも取れますがその手間を惜しんででも応募してくれた熱意のある人材ともとらえることができるでしょう。

加えて求人ページを作成することも可能です。そしてそれをそのまま自社の人材募集ページで使うことができます。更に社内の欠員情報なども素早くこのツールによって共有することが可能です。それらはスマホなどに最適化することもできます。

加えてこのツールの特徴であるのがツール内に人材について議論する機能がつけられていることです。これによって客観的視点が生まれミスマッチを減らすことにもつながります。例えばここに採用先の部署の人間を加えることにより、現在会社により必要とされるスキルを持っているのかどうかといった判断が可能になります。さらに人事の負担を軽減させることにもつながります。またスマホアプリとの連携も強みの一つでそこから登録されたプロフィールに連絡することが可能です。そのため個人的に人材へのアプローチやフォローアップを行うことができるようになっています。

もちろんナーチャリングも可能でツールを介することによって誰がいつどのようなコミュニケーションをとったのか、わかるようになっています。これによって志望者とのコミュニケーションを個別化することができ、担当者の変更などにも対応可能です。

スマホアプリから名刺を撮ればそれだけで採用リストに追加できるといったユニークな機能も備えています。これのお陰でたまたま出会って自社にほしいと思えるような人材の獲得チャンスを逃すことはありません。しっかり人材をプールすることができます。

登録に少し手間のかかるメール記入方式であったり、一人の人材に対してあらゆる角度から向き合いコミュニケーションをとることができたりと、人材一人一人を大事にする企業に向いているというふうに感じました。そういった意味では企業風土などのマッチが重要なベンチャー企業などが応募者の母数から応募者一人一人に割ける時間という点でも向いていそうです。

③TalentLyft

3つ目はTalentLyftというツールになります。こちらは2015年、クロアチアに本社を構えた同名の会社が提供するツールです。ビジネスを進めていくのは人であるという強い信念のもと、あらゆる企業のその人の部分で企業の成長を助けるために事業を展開しているようです。

このツールの特徴として受け身の求職者、つまり転職といったものをほとんど考えていない人やしたいけどそこまで前向きに考えていない人などからでもコンバージョンにつなげようといった考えが見受けられます。そのうちの一つとして人材のオンラインプラットホームや外部内部問わずあるデータベースから探すことができるようになっています。これによってデータベースに登録はしているけど転職においてアクティブに活動していない人にもアプローチが可能になります。

更にこのツールは求人広告の管理を行えるようになっています。管理できる求人媒体は無料から有料のものまで数多くあり、自社の求人情報を多くの人の目に触れらせることが可能です。自社で一つの媒体にだけ広告を打っても見てもらえない可能性がありますが、かといって複数の媒体を管理するのも大変手間のかかることです。この機能はそんな手間を解消してくれます。

リファラル採用のヘルプも行えるようになっており、社内に働く人に連絡をして、紹介を促してもらうことができます。リファラルのメリットはなんといっても採用を低コストで行えるということです。さらに紹介ということで社内にすでにその人材のことを良く知る人がいるというのも大きなメリットです。その人の価値観や企業風土が会うのかどうかなど時間を掛けたり、目に見えづらい部分をはっきりさせることもできます。

他にも自社の魅力をより正確に伝える昨日も豊富に備えています。例えば求人のWebページ改修であったり、CRMを使った候補者とのコミュニケーション、MAの様に電子メールを自動で作成し、多くの候補者に一斉送信することができます。そこで様々なコンテンツを発信することにより、自社の魅力を伝えることができます。

更にATSのような機能も備えており、候補者の評価を分析したり、採用のスケジュール管理、採用におけるスコアカード、特定の候補者について他に人から評価をしてもらえるコラボレーション機能などを備えています。

ここで特徴的だったのが採用活動そのものを分析する機能が備わっているという点です。一人の採用にどれぐらいの時間がかかったのか、どのページから求人に応募してきたのか、求人がどれくらいの応募があったのかなどの分析ができます。これによって今後の採用活動をよりスムーズに行うことができるようになります。

タレントプールがもたらす採用の未来とは?

今回は採用分野で新しい動きのタレントプールというものを推し進めるツールをご紹介しました。海外で開発されているツールであるのでLinkedInなどの浸透度の違いで日本での活用具合は変わってきそうです。海外ではLinkedInでしたが日本ではまだまだ海外に比べ日本では浸透していないのが現状です。今後日本でもLinkedInの浸透やそれに代わる履歴書のような統一されたデータベースの開発が採用市場を活性化するためには必要でしょう。

このタレントプールという仕組みは就職においてタイミングというものによって無下になるということをなくしてくれるものです。日本では古くから新卒一括採用、終身雇用などが謳われてきました。現在はそういったものが丁度壊れ始めた時期でもありますが、ファーストキャリアで大企業に入り安定、ということを考えている人はまだまだ多くいます。日本ではそういった高校入試、大学入試、一括採用など未来を選ぶ機会はあるタイミングで決まってしまうことがほとんどです。

なのでタイミングが合わなければしょうがないという考えが少なからず存在しています。タレントプールがあればタイミングでなく、より通年的に就職活動、転職活動が可能になり、人材が流動するという意味から組織の活性化も狙えます。日本において転職は会社が合わなかったから、という後ろめたさが付きまといますが、今後は日本でもスキルアップのための転職というようなプラスのイメージを持つように変化してくるかもしれません。まだ海外において生まれた新しい手法ですがタレントプールが広まれば雇用という生活の中の大きな問題に新たな解が発見されるかもしれません。

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